ノロウイルス食中毒注意報が全県に発令されました。
感染症胃腸炎は主に冬期に流行し、この患者の届出数が増加すると、それに伴いノロウイルス食中毒が発生する傾向にあります。
今年度も長野県内における感染症胃腸炎患者の届出数に増加傾向が見られること及び、全国的にノロウイルスによる集団感染が多発していることから、ノロウイルス食中毒のポイントの注意して、ノロウイルスによる食中毒を防ぎましょう。
≪注意事項≫
感染性胃腸炎の病原体には、様々なウイルスや細菌があり、中でもノロウイルスは感染力が強く、少ない量でもヒトからヒトへ感染します。
また、抵抗力の弱い小児や高齢者が感染すると、重症化し肺炎などを起こす場合があります。特効薬はありませんので、感染しないよう以下の点に注意してください。
◎特に注意してほしいこと
・ノロウイルスはカキなどの二枚貝に蓄積される場合があるので、食べる際には十分に加熱(85℃で1分以上)してください。
・発症者のおう吐物や便には、原因となるウイルスが多量に含まれているため、処理する際には、必ずマスクや使い捨ての手袋などを使用し、自分が感染しないように注意するとともに、ふき取った後は必ず消毒してください。
◎予防のポイント
・石けんで手をよく洗いましょう。(外出先から帰った後、トイレの後、調理前や食事前)
・加熱調理する料理は、中心部まで十分に火を通しましょう。また、食品の盛付は、お箸などを使って盛り付けましょう。
・まな板、包丁、ふきんなどはよく洗い、熱湯や塩素系漂白剤で殺菌してから使用してください。